にゃんこママの独り言

発達グレー息子とうつ病ママの育児奮闘記です!

相沢忠洋という人

藤武士著「読むだけですっきりわかる日本史」を読んでいる。
まだ二章の途中だが、面白くて、すらすら読める。
興味深かったのが、相沢忠洋の人生。

旧石器時代にも日本に人が住んでいたと発見したのが、相沢忠洋という人だ。
彼は昭和元年、東京で生まれて、学校ではなく、独学で考古学を学んだ。
戦後、働きながら、仕事の合間に群馬の岩宿という遺跡を発掘して、打製石器を発見した。
打製石器の報告を受け、ある大学の教授とチームが派遣され、さらに調査した結果、旧石器が本物であるとわかった。
ところが発見者は、相沢ではなく、その教授ということにされた。
相沢は大学教授ではなく、さらに大学で考古学を学んだこともなかったからだ。
しかしその後も発掘を重ね、相沢は世間で認められるようになった。

そして、以下が感想

確かに大学の研究者や、政治家など肩書のある人の発言や活動が注目されるのは、最もだ。
しかし無名の青年でも、コツコツ勉強や活動を重ねていけば、その活動が注目される可能性がある。
それを知ることができて、本当によかった。

私も勉強、研究したいことが山ほどある。
歴史や、社会情勢、福祉とジャーナリズムとか特に関心がある。
けれど大学院に行くお金も時間もないので、独学で勉強するしかない。
世間に注目されたいわけではないが、大学院に行くだけの力を独学で極めたい。
学校に行ってではないと、手に入らない情報も多々あると思う。
でも学校に行けさえすれば、安心して、それ以上の情報収集を怠る可能性もある。

相沢のように自分をしっかり持っていれば、何かを成し遂げることができるように思う。