私の長男には依存心がある。
私がいなきゃダメ、という意味では決してない。
「誰かが手伝ってくれるだろう」「そのうちやってくれるだろう」とした甘えがあるのだ。
部屋を散らかして、片付けるときも、「ママ、手伝って」
文字の練習をしているときも、「ママ、書いて」
お風呂や着替えも「ママ、洗って、着替えさせて」
自分ひとりの力で、できないわけではない。
でも、要は面倒くさいのだ。
私が過保護に手を焼いているからだろうか、と自分を責めたくなる日もある。
でも、
私は昔、自分のことは自分でやる主義で、完璧主義だった。
その結果、育児を誰にも頼れなくて、病気になった。
病気になって初めて、人に頼る大切さを知った。
頼り方も知った。
「できない」「やって」という長男は頼り方のプロなのではないか。
長男は外面がいい。
初めて会う人には「いい子ね」と褒められる
幼稚園やおばあちゃん家では着替えも片付けも自分でやっているらしい。
なら家でだらだらと、母に依存するのはいいのではないか。
外でも中でも完璧だったら、息が詰まる。