5年以上前、私が新聞社で契約記者をしていた時の話です。
刑務所の中で運動会があると聞き、取材に出かけました。
もちろん刑務所に初めて入ったのですが、塀は高く、こんな場所でずっと暮らすのは精神的に大変だと思いました。
罪を犯して、償う場なのだと改めて思いました。
運動会はルールを守り、協調性を養うために、開かれているそうです。
おそらく数百人の受刑者が参加しており、確かリレーやたま入れがありました。
写真NGなので記事にはできないものの、目を見開いてしっかり取材してきました。
心に残ったのは、普段は刑に服している参加者の、勝つために汗を流す賢明な姿でした。
「どんな場所にでも、希望はある。」
なぜだかわからないが、そう思ってしまったことを、今でも強く覚えている。