にゃんこママの独り言

発達グレー息子とうつ病ママの育児奮闘記です!

精神科に入院していた話

おととしの10月、うつ病を発症しました。
2歳と0歳の2人差育児の真っ最中で育児ストレスもあり、長男が療育に通うことで自分を責めていたことが原因でした。
自殺願望や他害、暴言などはなかったため、「うつでは?」と周りに相談しても、旦那や保健師さんは「考えすぎだよ」としか答えてくれませんでした。
しかし育児疲れがたたり、寝れない夜も続き、心身共に疲弊した私は子供たちを義母に託し、1人になりたいと言いました。
そのときも自殺願望はなく、ただ消えたい楽になりたいと思っていました。
疲れすぎて、自殺すら考えられない状況にあったのだと思います。

そこで旦那が心配してくれ、一緒に精神科に行ってくれました。
そこでうつ病と診断され、しばらく子どもと離れた方がいいと言われ、精神科への入院を勧められました。
私は専業主婦なのに、育児すらまともにできなかったのか、とその時も自分を責めました。

最初は開放病棟の1人部屋に住むことになりました。
初めて精神科の薬を飲んだ時は正直に言うと怖かったです。
ドアを開ければ、談話室があり、そこには比較的症状が安定している患者さんたちが会話していました。
私は人見知りなので、その輪に入ることはできませんでしたが、
週に一回レクレーションがあり、習字したり、アイロンビーズをしたりすることで楽しみができました。
週に一回、運動の時間もあり、散歩やバドミントンをして過ごしました。

旦那に会いたい気持ちはありましたが、子どもに会うのは怖かったです。
1か月ほど入院しましたが、最初のうちは子供との面会はできませんでした。
虐待など悪いことをしていないのに、なんでこんなに子どもに会うのが苦しいのかと思い直し、自分は悪くない、立派にやってきたと思い直しました。
薬が効いてきたのだと思います。

2週間後には相部屋に移り、子供との面会もできるようになりました。
子どもが初めて病院に来た時は平然としていましたが、帰るころには「まー」と言って泣いてしまいました。
後追いもせず、言葉も話せず、託児に預けたときに迎えに行くと帰らんとぐずっていた長男が、私を呼び泣いていました。
自分は母親なのだとその時、改めて思いました。

この子のためにも早く直さなくては。
私は朝散歩をはじめ、いろいろできることはやるようにし、1か月で子供のもとへ帰れました。

精神科に入院というと怖いイメージがある人もいるかもしれませんが、精神科内は人権も守られ、暖かい雰囲気でした。
先生も優しく、私が笑えるようになると一緒になって喜んでくれました。
そう、笑うこともできないほど衰弱していたのです。

入院中は暇でしたが、一人の時間を持ついい時間になりました。
もう入院することがないよう、これからは周りを頼り、自分を大切にしながら育児をしていきたいです。